クレジットカード

審査が早いクレジットカード8枚と即日発行で審査を通過するコツ

審査が早いクレジットカード

すぐにクレジットカードを作りたい人は、審査が早いクレジットカードを選ぶのが重要。

通常クレジットカードの審査には、3日から1週間ほどかかりますが、中にはその日のうちにすぐ発行できるカードや審査なしのクレジットカードもあります。

この記事では審査が早いクレジットカードと、審査落ちせずに早くカードを作るためのコツを解説していきます。

審査が早いクレジットカードの特徴

  • 当日中にカードが手に入る即日発行に対応している
  • 消費者金融系または流通系のカード会社が発行している
  • デジタルカードの発券に対応している

この記事の内容

審査が早いクレジットカード8枚を厳選紹介!即日発行ですぐに使えるカードはどれ?

ここからは数あるクレジットカードの中でも、審査が早い即日発行〜3日以内で作れるクレジットカードを紹介します。

タッチ決済がスピーディーで便利!最短5分審査のモバ即があるJCB CARD W

JCB CARD W 券面

公式サイト https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/w/only/
申込条件 18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入がある人、または高校生を除く学生
年会費 無料
審査にかかる時間 -
発行にかかる時間 最短3営業日
国際ブランド JCB
ポイントの種類 Oki Dokiポイント
ポイント還元率 1.0〜10.5%
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合

JCB CARD Wの特徴は?

  • 最短5分で審査が完了する『モバ即』に対応!
  • サインや暗証番号が不要のタッチ決済機能搭載
  • 年会費無料ながらいつでもポイント2倍


【2024/9/30(月)まで】
・新規入会&Amazonでの利用で20%キャッシュバック!最大15,000円還元される
・家族カードの同時入会・追加入会で最大4,000円還元される!

JCB CARD W(JCBカードW)は若年層を対象としたJCBオリジナルシリーズカードで、一般カードと比較して年会費無料やポイント2倍が嬉しいメリットです。

JCBオリジナルシリーズパートナーと呼ばれる優待店舗では、さらにポイント倍率の優遇があり、Amazonやスターバックスなどが対象となっています。

利用通知や使いすぎ防止アラート機能があり、クレジットカードでの買い物に慣れていない人でも簡単に利用額の管理が可能。

また暗証番号や面倒なサインを省略できるタッチ決済は、街中でのお買い物をスマートにしてくれます。

通常のJCB CARD Wと同じ年会費無料で、女性向けの特典が付いた可愛らしいデザインのJCB CARD W plus Lの発行にも対応しています。

※モバ即での入会条件は、以下の2点となっています。
・9:00~20:00での申込み完了。(受付時間を過ぎると、翌日受付扱いとなります)
・顔写真付きの本人確認書類での本人確認。(運転免許証・マイナンバーカード・在留カードなど)
※モバ即での入会した後の、カード到着前の利用方法について、詳細は公式サイトを確認ください。

楽天サービス利用で最もポイントが貯めやすい楽天カード

楽天カード 券面

申込条件 日本国内在住の18歳以上(高校生を除く)
年会費 無料
審査にかかる時間 -
発行にかかる時間 約1週間~10日前後
国際ブランド VISA・JCB・Mastercard・American Express
ポイントの種類 楽天ポイント
ポイント還元率 0.2~1%

楽天カードの特徴は?

  • 入会&利用だけで5,000ポイントプレゼント
  • 楽天サービス利用でどんどんポイントが貯まる

楽天市場をはじめとした楽天サービスを利用するなら、楽天カードは最もポイントが貯めやすいクレジットカードです。

カードが届くまでは1週間ほどかかりますが、審査は早ければ1日ですぐに完了します。

通常1%のポイント還元に加えてサービスごとに2倍、3倍とポイントがプラスされていき、定期的にポイントアップイベントも行われています。

国内在住であれば年齢条件をクリアするだけで申し込み対象となるので、初めてカードを作る若年層や専業主婦でも審査に通りやすいです。

年会費無料ですが、24時間不正検知システムやカード利用お知らせシステムのセキュリティが気になる人でも安心。

入会と初回利用で5,000ポイントがもれなくプレゼントされるほか、キャンペーン中に申し込むとさらにお得な特典がある点も要チェックです。

審査に通りやすいポイント還元率1.2%と高いリクルートカード

リクルートカード

公式サイト https://recruit-card.jp/lp/
申込条件 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入がある人、または18歳以上の学生(高校生を除く)
年会費 無料
審査にかかる時間 最短即日
発行にかかる時間 約1週間
国際ブランド VISA・JCB・Mastercard
ポイントの種類 リクルートポイント
ポイント還元率 1.2%

リクルートカードの特徴は?

  • 公共料金支払いから旅行までポイント高還元
  • ポイントはPontaやdポイントに交換可能

基本のポイント還元率が1.2%と高いリクルートカードは、リクルート関連サービスを広める目的もあり、比較的審査に通りやすい傾向にあります。

高卒以上なら学生も申込対象と明記しているので、クレジットカード利用経験のない10代でも申し込みしやすいです。

通常の買い物に加え、公共料金の支払いでも多くの事業者で高還元率が維持できる点は大きなメリットに。

また、ホットペッパーやじゃらんといったリクルートサービスでは最大4.2%のポイント還元があり、大きな出費になりやすい旅行や美容室でどんどん貯まります。

店頭とデジタルカード対応で審査が早いセゾンカードインターナショナル

セゾンカードインターナショナル

申込条件 18歳以上(高校生は除く)で連絡可能な人
年会費 無料
審査にかかる時間 最短5分
発行にかかる時間 ・デジタル発行…最短5分
・セゾンカウンター受け取り…最短即日
・郵送…数日
国際ブランド VISA・JCB・Mastercard
ポイントの種類 永久不滅ポイント
ポイント還元率 0.1%

セゾンカードの特徴は?

  • 店頭とデジタルカードの即日発行で早く
  • カード不正利用保障で万が一の時も安心
  • デジタル発行なら最短5分で利用可能

セゾンカードインターナショナルは、申込条件が年齢と連絡可能かどうかという点だけで、信販系の中でも審査に通りやすいカードです。

セゾンカードインターナショナルの審査にかかる時間は最短5分とスピーディーで、近くにセゾンカウンターがあればプラスチックカードの即日発行も可能。

券面にカード番号やセキュリティコードの印字がないため、紛失や盗難で悪用されにくく海外での利用も安心感があります。

不正利用対策も手厚く、24時間不正検知や61日前までの不正利用保障があるので安全面を重視したい人にもおすすめのカードです。

ポイント還元率は1,000円で1ポイントとやや低めですが、ポイントモール経由で買い物をすると最大30倍と利用方法によってはお得に。

また、車に乗る人にとってはETCカードの即日発行が無料な点もメリットです。

即日発行対応で発行スピードに特化している審査が早いACマスターカード

ACマスターカード

申込条件 18歳以上(高校生を除く)で安定した収入のある人
年会費 無料
審査にかかる時間 最短30分
発行にかかる時間 最短即日
国際ブランド Mastercard
ポイントの種類 ポイント無し・自動キャッシュバック
キャッシュバック率 0.25%

ACマスターカードの特徴は?

  • 審査スピードは最短30分!即日発行ですぐ使える
  • ポイントが無くキャッシュバックで還元だから誰でもお得
  • プラスチックカードも即日発行可能

ACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行するカードローン機能付きのクレジットカードです。

審査はカードローン申し込みの基準で行われるため、本人に安定した収入があることが必須条件となります。

通常は届くまで数日かかるプラスチックカードも、全国各地にある無人契約機ですぐに即日発行可能。

現金が必要な人は、コンビニATMですぐにキャッシング機能を使えるのもメリットです。

ポイントの貯まりやすさは重視せず、クレジットカードの即日発行に対応している、すぐに使い始められるカードを探している人に向いています。

店頭申込で審査が早いポイントアップや割引特典が魅力的なイオンカード

イオンカードの券面

申込条件 18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降であれば申込可能)
年会費 無料
審査にかかる時間 最短5分
発行にかかる時間 最短2週間
※即時発行なら最短5分
国際ブランド VISA・JCB・Mastercard
ポイントの種類 WAONポイント
ポイント還元率 0.5%

イオンカードの特徴は?

  • イオン店頭で申し込みすると審査が早い
  • イオングループ店舗での利用はいつでもポイント2倍
  • 最短5分で審査完了、カードが届く前でも利用可能

スマホを持っていれば申し込みから最短5分で利用可能と、審査待ちのストレスが少ないのがイオンカードです。

イオンの店頭でもカード申し込みのキャンペーンを定期的に実施しており、その場で審査から発行まで完了するのがわかります。

申込条件は18歳以上で高校生も卒業前の作成が可能としており、審査基準は比較的甘めであると考えられます。

貯まるのはWAONポイントで、イオングループの利用はいつでも付与率が2倍に。

「お客様感謝デー」での5%オフや、イオンシネマでの映画料金割引といった多彩な特典が用意されているので、イオン系列をよく利用する人には欠かせないカードです。

ポイント2倍で申込条件のハードルが低い三井住友カード RevoStyle

三井住友カード RevoStyle

申込条件 高校生を除く満18歳以上の人
年会費 無料
審査にかかる時間 -
発行にかかる時間 最短翌営業日
国際ブランド VISA
ポイントの種類 Vポイント
ポイント還元率 ・通常…0.5%
・リボ払い手数料発生時…1.0%

三井住友カード RevoStyleの特徴は?

  • リボ払い専用だから計画的な支払いが可能
  • ポイント2倍で貯まりやすい

三井住友カードの中でも、比較的審査に通りやすいのがリボ払い専用のRevoStyleです。

リボ払い手数料率(金利)は15.0%や18.0%といった数字が一般的ですが、 RevoStyleは9.8%と低めな点は大きなメリットと言えます。

利用額が大きい月があっても支払額が一定で、余裕がある時に追加支払いを行えば利息も抑えられるので計画的に利用できる人にはとても便利なカードです。

ポイントは通常の2倍付与され、利用額に応じたボーナスポイントや最大10%還元の学生ポイントでどんどん貯まります。

銀行系カードを持ちたいけど審査に不安があるなら、上手に使えばお得なRevoStyleを検討してみてください。

店舗申し込みで即日発行できる難易度が比較的低いビックカメラSuicaカード

ビックカメラSuicaカード

申込条件 電話連絡のとれる満18歳以上の人(高校生を除く)
年会費 524円(初年度無料、年1回以上の利用で次年度以降も無料)
審査にかかる時間 30分程度(店舗申し込みの場合)
発行にかかる時間 最短即日発行(店舗申し込みの場合)
国際ブランド VISA・JCB
ポイントの種類 JRE POINT、ビックポイント
ポイント還元率 ・通常の買い物…JRE POINT0.5%+ビックポイント0.5%
・ビックカメラでの買い物…ビックポイント10.0%
・Suicaへのチャージ…JRE POINT1.5%など

ビックカメラSuicaカードの特徴は?

  • ビックカメラで使うと最大11.5%還元でお得
  • 店舗での申し込みで即日発行できる

JR東日本発行のViewカードの一つで、ビックカメラでのお買い物がお得になるのがビックカメラSuicaカードです。

交通系と流通系を組み合わせたタイプのクレジットカードで、申込条件が年齢と電話連絡だけなので審査難易度は低めと考えられます。

ほかのViewカードとの違いは、切符やSuicaチャージ、提携先店舗での利用以外でもポイントが付与される点です。

特にビックカメラでの買い物にSuicaチャージと組み合わせると、ビックポイント10.0%+JRE POINT1.5%の高還元でお得に。

普段の買い物でも、2つのポイントが0.5ポイントずつ貯まってお得に利用できます。

審査スピードの早さをクレジットカードの種類で見分ける

クレジットカードは会社ごとに「〇〇系」とジャンルで分けることができ、おおよその審査難易度もそこから想定できます。

審査難易度が低いカードであれば早く作れる可能性が高くなり、審査難易度が高いカードは審査にも時間がかかる傾向です。

5つのジャンルは難易度が低い順に以下の通りです。

  1. 消費者金融系…消費者金融会社が発行
  2. 流通系…ショッピングモールやコンビニなど小売業者が発行
  3. 信販系…クレジットカードのほか、分割払いサービスを行う信販会社が発行
  4. 交通系…鉄道会社や航空会社が発行
  5. 銀行系…銀行が発行

また同じクレジットカードブランドでも、ランクにより審査難易度が変わります。

ゴールドカードやプラチナカードは、限度額が大きく、空港ラウンジサービスや付帯保険の充実さといった魅力が多くあります。

初めてでも申し込みは可能ですが、一般的に持っていることがステータスとなるカードは審査が厳しいです。

年会費も数万円単位でかかるため、ハイランクサービスの利用頻度が高い人が使いこなせるクレジットカードと言えるでしょう。

一方で一般カードは年会費無料とするところも多く、広く利用者を集めているため審査基準はゆるめです。

審査が早い傾向にあるのは消費者金融系と流通系

消費者金融系のクレジットカードは、キャッシング機能が充実。

即日発行対応のカードも多く、他よりも審査が早いのが特徴です。

また、流通系はキャンペーン等で最も目にする機会が多く、庶民的な印象のあるクレジットカードです。

スーパーやネットショップ、ショッピングモールなど、発行元関連での買い物がお得になりやすく専業主婦でも申し込める会社が多くあります。

どちらも審査基準がゆるめなので、すぐにカードを発行したい人はこの2つのジャンルから選ぶと良いでしょう。

キャッシングの利用も検討しているなら消費者金融系のほうが利便性が高く、お買い物メインなら流通系でよく利用するお店のものが何かと使いやすいです。

信販系クレジットカードなら若年層を対象にした一般カードが審査に通りやすい

信販会社は早い段階からクレジットカードの取り扱いを始めており、キャッシュレスに疎い年配層でも知っているブランドが多く安心感があるのが特徴です。

審査難易度は流通系と比べると全体的に高めですが、信販会社やカードランクによって甘いかどうかは大きく変わります。

例えば、外資系のアメリカン・エキスプレス(アメックス)やダイナーズクラブカードはステータスカードとしても知名度があり、審査難易度も高めです。

一方、日本の信販会社が取り扱う一般カードは主婦や学生、若年層を対象にしたものも多く審査に通りやすいものも。

特に、年会費無料のクレジットカードは申込条件がゆるく、審査が心配な人に向いています。

交通系カードは種類によって難易度が異なる

交通系のクレジットカードは、審査難易度は流通系よりもやや通りにくい位置づけです。

特に審査が不安な人が避けるべきなのが、マイルが貯まる航空系のハイランククレジットカード。

高額の海外旅行保険付帯や空港ラウンジ利用といった特典もハイランクで、ある程度高めのステータスを要求するため申込条件や審査が厳しくなります。

一方、利用者が多い鉄道系は安定した収入があり信用情報に問題がなければ、スムーズに審査に通過できるでしょう。

専業主婦で給与がない人は、審査落ちを避けたいなら本人が申し込むより家族カードを作るほうが無難です。

一般的に審査が厳しめの銀行系カード

銀行が発行するクレジットカードは全体的に審査が厳しい傾向にありますが、その分メリットも大きいです。

安定感や信頼度が高い銀行はクレジットカードもステータスとなり、メインバンクとして利用しているなら優遇も受けられる場合も。

例えばATM手数料が無料になる身近な優遇のほか、問題なく利用を続ければ信用度が上がるので、カーローンや住宅ローンの高額の借り入れがしやすくなります。

また、銀行キャッシュカードとクレジットカードが一体化できるものも多く、利便性が上がるだけでなく財布がかさばりません。

審査が厳しい銀行系でも、学生向けやリボ専用といった特徴を持っていると審査基準がややゆるくなります。

クレジットカードの審査を早く終わらせる3つのコツ

できるだけ審査落ちを避けてすぐにカード発行するなら、不安な要素を少しでも多く取り除きましょう。

年収はすぐにどうにかできるものではありませんが、申し込むクレジットカードを厳選したり、申込時に入力に注意するだけでも審査落ちは防げます。

具体的にどんなことをすれば早く審査通過できるのか、3つのコツを確認してみましょう。

キャッシング枠は少ない金額または0円にして申し込みをする

キャッシング枠も同時に申し込むと、より厳しい審査が必要になります。

クレジットカードの中には、キャッシング枠の利用で特典が発生するものもありますが、早く審査通過するなら枠を設定しないのが一番。

お金を借りることが目的ではないのなら、キャッシング枠は無しで申し込みましょう。

なおキャッシング枠の追加は、クレジットカードの契約後にも行えます。

その際も審査は必要ですが、もし審査落ちしてもクレジットカード自体の契約は無効になりません。

カード申込時に年収や職業の虚偽申告をしない

年収を高く申告する、本来は対象年齢ではないけど生年月日をごまかしても、信用情報機関に残された記録から虚偽申告は簡単にバレます。

また、本人確認書類や収入証明書類の写しを改ざんして提出すると刑事罰の対象にもなりかねないので、絶対に行わないでください。

もし虚偽申告で契約できたとしても、バレれば強制解約となり信用情報にも傷がつき、今後カードが作りにくい状況になります。

年収や勤務形態に自信が無くても、正しい内容で申告しなければ審査は通過できません。

一般ランクのクレジットカードを申し込む

カードの種類が複数ある場合、ゴールドやプラチナのハイランクはステータスカードとして魅力的です。

特に、年会費が初年度無料だったりキャンペーンをしていたりすると申し込みたくなりますが、審査スピードを重視するなら最初は一般カードを選びましょう。

ハイランクのカードを作りたい場合は、まず一般カードで利用実績を積み上げてからのほうが審査に通りやすくなります。

どうしてもカード審査に通過しない時の対処法

どのクレジットカードに申し込んでも審査落ちしてしまう人は一定数います。

なんとなく審査落ちの理由がわかる人がいる一方で、全く心当たりが無い人もいることでしょう。

クレジットカードの審査に通らなかった場合、カード会社に問い合わせても理由は教えてくれません。

審査基準を公開してしまうと、それに合わせて属性情報を調節できてしまうからです。

立て続けに審査落ちしてしまっている場合、どのような対処法がとれるのでしょうか。

過去のカード利用で発生した延滞情報が消えるのを待つ

信用情報機関に登録されている記録には保管期限があるので、一定期間を過ぎると傷が無い状態に戻ります。

保管期限の目安は、項目ごとに以下の通りです。

申込情報 6カ月
支払い遅延 最長5年(延滞解消から5年)
自己破産 10年

信用情報機関は3つあり、カード会社によっては利用する機関が違う場合がありますが、それぞれで情報を共有しているので審査では差がありません。

支払い遅延に関しては、1回だけ口座の残高が不足してすぐに支払ったなど常習性がない場合は、さほど影響がない場合もあります。

ただし、61日以上または3カ月以上の長期延滞、支払い遅延を繰り返すと「異動」となりクレジットカードやローンの審査が極めて通りにくい状態に。

保管期限はすぐに支払う場合と同じ遅延解消から5年ですが、自分の意思で情報を消すことができません。

この間に申し込んでも、審査基準がゆるめのクレジットカードも通らない可能性が高いので、情報が消えるのを待つしかありません。

信用情報開示請求で自分の履歴を確認する

収入には問題がなく、身に覚えがないのに審査落ちが続くなら信用情報の開示請求を行うと原因が特定できる場合があります。

クレジットカードの審査に影響がある情報を持っている可能性があるのは、CICとJICC(日本信用情報機構)です。

どちらも異動発生日や延滞解消日の記録が確認できるので、うっかり忘れていた支払いが発覚する可能性があります。

情報開示の方法は、それぞれ以下の通りです。

  Web 郵送 窓口
CIC ・スマホ、パソコンからクレジットカード情報を利用して即日開示可能
・料金:1,000円(クレジットカード払いのみ可能)
・申し込みから10日程度で開示情報を郵送
・料金:1,000円(定額小為替証書のみ可能)
・札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡の窓口で平日のみ受付
・料金:500円
JICC ・スマホアプリで手続き後に郵送で開示
・料金:1,000円
・申し込みから1週間から10日程度で郵送
・料金:1,000円(定額小為替証書またはクレジットカード)
休止中

どちらもWebやアプリから申し込むのが最も手軽です。

料金はかかりますが、原因解決や不安の解消に役立つので気になる人は試してみてください。

同じカード会社への再申し込みは最低6ヶ月待つ

先ほど信用情報の保管期限のところでも少し触れましたが、申込情報は6ヶ月間保管されます。

申し込んだ事実はもちろん審査に落ちたことも記録されているので、同じ会社のカードに申し込むなら少なくとも6ヶ月を過ぎてからにしましょう。

多重申し込みで一時的に審査に通りにくい状態になっている場合も、再申し込みは情報が消える6ヶ月後以降がおすすめです。

審査がいらないプリペイドカードを利用する

審査に通らないけどカードを使いたい場合、現金チャージや後払い機能で買い物ができるプリペイドカードを選ぶのも一つの選択肢です。

クレジットカードと大きく違うのが、代金はチャージ等で前払いが前提という点。

後払い機能はあっても、基本的には翌月に一括払いで支払います。

プリペイドカードの場合、審査不要で申込条件なしとしていることが多く、審査落ちの心配はまずありません。

ネットでもクレジットカードと同様の使い方で買い物ができ、チャージ式なら使いすぎ防止にも役立ちます。

後払いもできるバンドルカード

バンドルカード

申込条件 なし
年会費 無料
発行にかかる時間 ・アプリ…最短1分
・リアルカード…申し込みから10日程度
国際ブランド VISA

バンドルカードの特徴は?

  • VISAブランドだから利用可能範囲が幅広い
  • 後払い機能で欲しいものがすぐ買える

バンドルカードは、審査不要・年齢条件なしで誰でも作れるVISAプリペイドカードです。

審査がないため、通常のクレジットカードよりも早く手に入るのがメリット。

チャージはコンビニや銀行ATMのさまざまな方法で行えるだけでなく、「ポチっとチャージ」機能を使えば翌月の後払いも可能。

ネットショッピングで利用する際は、クレジットカードと同様の扱いで決済が完了します。

クレジットカードのように分割払いやボーナス払いはありませんが、その分計画的に利用できて使いすぎ防止にもつながります。

利便性が高いカードなので、クレジットカードの審査に通らず困っている人は要検討です。

クレジットカードは見極めのために審査が必要

まず、クレジットカードを作る際はどの会社でも必ず審査が行われます。

これは「割賦販売法」というクレジットカード会社が守るべき法律に基づくもので、審査なしのクレジットカードは違法となるためです。

契約の締結に先立つて、経済産業省令・内閣府令で定めるところにより、年収、預貯金、信用購入あつせんに係る債務の支払の状況、借入れの状況その他の当該購入者又は当該役務の提供を受ける者の個別支払可能見込額を算定するために必要な事項として経済産業省令・内閣府令で定めるものを調査しなければならない。

引用元:e-GOV 割賦販売法 第三十五条の三の三(個別支払可能見込額の調査)

ネットショッピングやスマホアプリへの課金で気軽に使えるクレジットカードですが、その仕組みは購入代金をカード会社に立て替えてもらうもの。

また、キャッシング枠に関してはカード会社からお金を借りるサービスで、どちらにしてもカード会社はお金を返してもらわなくてはなりません。

利用代金を期日までに支払える人なのかどうかを見極める必要があるため、審査が行われています。

「最短5分発行」と非常に審査時間が早いカード会社もありますが、これは審査をしていないのではなくAIによる自動与信が行われているためです。

クレジットカードの審査基準は?3つのポイントごとに解説

クレジットカードに申し込むと、大きく分けて3つの項目で審査が行われます。

  • 収入など属性情報
  • 信用情報
  • クレジットカード利用履歴

細かい審査基準は各社で異なりますが、この中に問題が無いことが審査に通るために必要な条件です。

それでも、中にはバイトをしていない学生が作っていたり、専業主婦でも契約できるクレジットカードもあります。

それぞれの項目での審査ポイントを順に確認してみましょう。

毎月確実に請求額が支払える安定した収入がある

支払い能力を調べる際は、申込者の年収はもちろん、勤務形態や年齢、家族構成といった本人の属性情報も総合的な判断に加えられます。

必ずしも高収入である必要はなく、安定した支払い能力があると判断されれば収入が少なくても十分に審査通過の可能性があります。

なお、安定した収入という点からはアルバイトよりも正規雇用のほうが評価が高いです。

このほかには、例えば賃貸マンションに長く入居していたり、持ち家があったりすると安定した収入や支払い能力があるとして評価される傾向にあります。

働き始めたばかりの新社会人もクレジットカード発行できる

新社会人でまだ働き始めたばかりの人でも、クレジットカードの審査に通過できる可能性は高いです。

クレジットカードの審査通過には一定の収入が必要ですが、就職して1ヶ月目のタイミングでも、今後の収入を考慮して審査通過できるケースは多くあります。

新卒で就職予定の人がカードを作る場合、申し込みを行うのは働き始める4月以降が向いています。

3月時点でも18歳以上であれば、カード審査の申し込みは可能です。
ただし属性が『学生』と判断されるため、限度額が10〜30万円と低くなってしまいます。

初めてカードを作りたい人は、4月以降に新社会人向けクレジットカードを発行しましょう。

世帯収入で審査する場合は学生や専業主婦でも作れる

仕送りで生活する学生や家計を預かる専業主婦も、自分名義のクレジットカードを持っていると何かと便利です。

本人に給与収入が無いなら審査落ちしやすいのでは?と思われやすいですが、世帯収入や貯金額で審査して作成できるクレジットカードもあります。

例えば、セゾンカードインターナショナルの申込条件は「18歳以上(高校生は除く)で連絡が可能な人」であり、本人の収入については言及がありません。

限度額は低めですが、上記のように申込条件に収入に関する記述がないクレジットカードなら審査次第で作成可能です。

カード審査時に信用情報は問題がないか

クレジットカードの審査では、信用情報調査を行うことも法律で義務付けられています。

個別信用購入あつせん業者は、第一項本文の規定による調査を行うときは、指定信用情報機関が保有する特定信用情報を使用しなければならない。

引用元:e-GOV 割賦販売法第三十五条の三の三 3

信用情報とは、ローンなど金融商品についての個人情報のことです。

返済・支払い状況、申し込み履歴、債務整理の履歴などが指定信用情報機関に保存されており、金融商品を取り扱う業者の間で共有できます。

他社であっても、返済や支払いの遅れがあると信用情報から発覚し、支払い能力に問題ありと判断されやすいです。

自分のクレジットカード利用履歴に問題がないか

クレジットカードの利用履歴も信用情報で確認ができ、過去に利用がある場合は審査基準に加えられます。

年収が同じ条件でも、クレジットカードを初めて使う人と利用履歴が長く問題を起こしたことがない人だと、後者のほうが審査ではプラスポイントに。

順調に支払いができるとして、限度額でも融通がきく可能性があります。

ただし、プラスになるのはあくまで問題なく利用してきた場合で、支払い遅延を頻発させていたらマイナス評価は確実です。

クレジットカードの審査落ちする原因は主に6つ

多くの人が持っているクレジットカードで審査落ちしてしまうと、少なからずショックを受けてしまいます。

もし原因に心当たりがない場合、そのまま同じ条件で別のカードを申し込むと再び審査落ちしてしまう恐れも。

審査落ちの主な原因は以下の6つです。

  • 支払い能力不足
  • 借り入れがある
  • 申し込み内容に不備があった
  • 信用情報に問題あり
  • 短期間に複数申し込んだ
  • 高額のキャッシング枠を設定した

上記のことがあるとどうして審査落ちとなってしまうのか、詳しく見てみましょう。

支払い能力に問題があると認められなかった

申込情報から安定した収入が見込めないと判断されたり、希望するランクに対して収入が低かったりすると支払い能力が不足していると判断されてしまいます。

クレジットカード会社が重要視するのは、毎月の支払いをきっちり行ってもらうこと。

収入が途切れたり月によって差が激しかったりすると支払いが滞る可能性があるので、例えば有期雇用の人よりも正社員の人のほうが審査に通りやすいです。

また、限度額が高額なクレジットカードはランクが高いステータスカードである場合が多く、本人の年収が審査に大きく関わります。

カードローンや金融機関から借り入れがある

審査における信用情報調査では、支払いや返済歴のほかに借り入れ状況も調べられます。

借り入れがあると毎月の返済で自由に使えるお金は少なくなるので、収入に対して低めの限度額しか設定できない場合も。

さらに、カードローンの借入額が法律上の限度額である年収の3分の1に近いと、これ以上の支払いは不可能と判断されて審査落ちの可能性が高まります。

申込情報に間違いや不備がある

例えば申込情報と本人確認書類の住所が違ったり、名前を間違ったりすると手続きが滞り審査落ちする場合があります。

勤務先情報を調べるのが面倒だからと適当に書くのも、虚偽申告とみなされる可能性があるのでやめましょう。

入力内容があまりに不備だらけで悪質だと判断されてしまうと、その後も同じ会社の金融商品で審査に通らない状況が続く可能性があります。

カード利用・ローン返済歴といった個人の信用情報に問題がある

他のクレジットカードの支払いやローンの返済が遅れると、信用情報機関に期日までに支払いがなかったとする記録が残ります。

スマホの月々分割払いもローン契約になるので、携帯電話料金の支払い遅延も信用情報に傷がつく原因に。

また、傷ではなく信用情報に全く情報がないスーパーホワイトと呼ばれる属性も、ある程度社会経験がある年齢だと審査落ちとなる場合があります。

これは過去に問題を起こして金融商品を長期間作れなかった可能性があるほか、そもそも信用度を計れずリスクがあると判断されるためです。

短い期間で複数のクレジットカードを申し込んだ

魅力的なキャンペーンが複数あるとどのカードも作りたくなってしまいますが、短期間でいくつも申し込むと審査落ちリスクを高めることになります。

同時にいくつも申し込むと「お金の工面に困っている」「貸し倒れする気かもしれない」と疑われやすいです。

また、カードの発行には手間や費用がかかるので、特典だけを受け取ってカードを使わなさそうな人は審査落ちさせたい事情もあります。

キャッシング枠をカード申込と同時に申し込んだ

キャッシング枠があると万が一の時に助かるメリットはありますが、希望額を高額にするほど審査は厳しく慎重になります。

お金を借りる限度額は貸金業法により定められていて、銀行を除くカードローンやキャッシングの借入総額は年収の3分の1までです。

例えば年収300万円の人だと総借入額は100万円以下に、アルバイトで年収90万円の人は借入額30万円が上限となります。

なんとなくで設定しがちなキャッシング枠ですが、希望額が収入に対して大きすぎると審査落ちの原因となってしまうので、十分に注意しましょう。

予想外の審査落ちの理由は?支払可能見込額について

クレジットカードの審査では、原則として「支払可能見込額」を算出するよう割賦販売法により定められており、これを超える契約はできません。

例外として、限度額30万円以下の場合は算出の必要がなく、未払い残高や借入残高、延滞の有無だけで審査完了が可能です。

支払可能見込額は以下の計算式で求められます。

支払可能見込額=年収-生活維持費-クレジット債務

また、限度額は支払可能見込額×0.9までにおさめなければならず、算出された金額まで余裕のある額での契約となる場合が多いです。

それぞれの項目について、簡単に解説していきます。

年収

年収は申込時の自己申告した金額です。

なお、年収が103万円以下の主婦(主夫)の場合は配偶者の年収も合算できます。

生活維持費

生活維持費は世帯人数や住居、住んでいる地域ごとに異なり、例えば東京23区在住であれば以下の表の金額が適用されます。

東京23区の生活維持費

(参照元: クレジット申込時の法律チェックポイント日本クレジット協会 )

なお、世帯人数や住居に関する情報がない場合は、生活維持費は最高額の240万円で計算される点に注意が必要です。

クレジット債務

クレジット債務とは、分割払いやボーナス払い、リボ払いを含めた未払い分のことです。

例えば分割20回払い無金利で20万円の家電を買うと、月々1万円の支払いとなります。

このうち6回まで支払いが終わっていると、残り14回分=14万円がクレジット債務です。

支払可能見込額で審査落ちになりやすい条件

支払可能見込額の算出で、大きな影響を持つのが生活維持費です。

4人以上の世帯で住宅ローンや家賃支払いがある場合、または世帯や住宅の情報が無い場合は240万円引かれるので、年収300万円だと60万円しか残りません。

さらにボーナス払いで大きい金額のクレジット残債があると、支払可能見込額はほとんど残らず、審査落ちの可能性が高まります。

審査のポイントを把握して早くカードを作ろう

審査を行わないクレジットカードはありませんが、審査基準がゆるいものを選べば、早く審査通過できる可能性は高くなります。

中でも、申込条件が年齢しかない流通系の一般カードや消費者金融系のカードは、審査が甘い傾向にあり通りやすいです。

ハイランクのステータスカードを持ちたい場合も、まずは一般カードを問題なく利用し続けることが重要に。

審査落ちを防ぐコツはシンプルで簡単なので、入力フォームに誤りがないか、申込条件に合致しているか基本事項の確認を徹底して審査通過を目指しましょう。

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