クレジットカード

交通系クレジットカードのおすすめ12選!SuicaやPASMOのIC一体型でお得なカードは?

交通系クレジットカード

交通系クレジットカードは、対象の交通機関に乗ったり切符を予約したりするとお得にポイントを貯められます。

ICカード一体型やオートチャージ機能付きといった便利に使えるカードが多い一方、種類が多くどれを選んでいいのか悩みがちです。

本記事では自分に合う交通系クレジットカードを選べるよう、以下の内容を検証しています。

  • おすすめの交通系クレジットカード
  • 交通系クレジットカードの選び方
  • 交通系クレジットカードのメリットと注意点

おすすめの交通系クレジットカードをお得さと使いやすさで厳選し、私鉄や関西エリアも網羅しました。

どのように選べばいいのかも解説しているので、これから交通系クレジットカードを作る予定の人は参考にしてください。

この記事の内容

交通系クレジットカードおすすめ12選を徹底比較

交通系クレジットカードを12枚厳選し、還元率や基本情報を比較しました。

クレジットカード名 おすすめな人 年会費 オートチャージ ICカード一体型
「ビュー・スイカ」カード
ビュー・スイカ カード
JR東日本の路線に通勤・通学で乗る 524円
ビューゴールドプラスカードビューゴールドプラスカード 新幹線に乗る機会が多い 11,000円
ビックカメラSuicaカードビックカメラSuicaカード 年会費無料&ポイント二重取りでお得さ重視 524円
※年1回利用で無料
JALカードSuicaJALカードSuica 通勤でJALマイルを効率よく貯めたい人 2,200円
※初年度は無料
To Me CARD Prime PASMOTo Me CARD Prime PASMO 東京メトロに毎日乗る 2,200円
※初年度無料
※年間50万円以上利用で翌年無料
TOKYU CARD Club Q JMB PASMOTOKYU CARD Club Q JMB PASMO 東急で通勤・通学している 1,100円
※初年度無料
×
OPカード小田急 OPカード 小田急沿線に住んでいて日頃の買い物にも使いたい 550円
※初年度無料、年に1回以上利用すると翌年度無料
×
東武カード東武カード 東武沿線に住んでいてレジャーでお得にポイントを貯めたい 無料 ×
SEIBU PRINCE CLUB カード セゾンSEIBU PRINCE CLUB カード セゾン 西武沿線に住んでいて乗車頻度が高い 無料 ×
J-WESTカードJ-WESTカード 新幹線やモバイルICOCAをよく利用する西日本の人 1,100円
※ベーシックは初年度無料、1回でも使えば翌年度無料
× ×
OSAKA PiTaPaOSAKA PiTaPa 大阪の地下鉄やバスをよく利用する 1,375円
※初年度無料
※JCB:1回でも利用すれば翌年度無料
※VISA・MasterCard:10万円以上利用すると翌年度無料
後払い式
STACIA PiTaPaカードSTACIA PiTaPaカード 阪急・阪神電車で通勤・通学している カードによる
※年に1回利用すれば無料になる券種が多い
後払い式

交通系クレジットカードとは、鉄道会社や航空会社がクレジットカード会社と提携して発行しているカード。

交通系クレジットカードでお得にポイントを貯める方法は、主に4通りあります。

  • 発行元の交通機関・路線を利用して乗車ポイントを獲得
  • 発行元の交通機関・路線の切符や定期券を購入
  • 特定の交通系電子マネーにチャージ
  • ポイントサービス提携先で買い物

上記の方法では、普通の買い物よりも高還元率でポイントを獲得できます。

お得なカードを選ぶポイントは、発行元の交通機関と、チャージ先の交通系電子マネーの利用頻度です。

日頃の利用状況に合わせて、高いポイント還元が受けられるカードを選びましょう。

主な交通系電子マネー(ICカード)の特徴

交通系電子マネーは、交通機関の運賃や買い物の支払いに利用できます。

ICカードをタッチするだけで改札を通れたり、スマホと紐付けてタッチ決済ができたりするのが特徴です。

主な交通系電子マネーは以下の通りです。

電子マネー名 特徴 メリット デメリット
Suica(スイカ) JR東日本が発行 JRの切符購入とビューカードの組み合わせが高還元 JR東日本以外の路線で乗車ポイントは付かない
PASMO(パスモ) 首都圏私鉄・バス会社、東京メトロが主体で発行 私鉄や地下鉄に乗るだけで乗車ポイントが付与される 乗車駅がJR線だと定期券は購入できない
ICOCA(イコカ) JR西日本が発行 一定の条件をクリアすると乗車ポイントが付与される オートチャージ機能がない
Pitapa(ピタパ) 関西の鉄道・バス会社で割引サービスが受けられる 後払いタイプだから事前チャージが不要 後払いできるエリアは関西や東海地方の一部に限られるため、エリア外に行くときは事前チャージが必要

SuicaとPASMOは主に首都圏、ICOCAやPitapaは関西を中心に利用される交通系電子マネーです。

各社のICカードは相互利用が可能で、SuicaやPASMOのエリアでもICOCAのICカードで改札を通過できます。

しかし、本来の対応エリア以外では乗車ポイントが付かない、利便性に欠けるといったデメリットもあります。

お得さを重視するなら、よく乗る交通機関でポイントを貯められるカードがぴったりです。

自分にとってお得な電子マネーと紐付いた交通系クレジットカードを選びましょう。

「ビュー・スイカ」カードはSuica決済が高還元でポイントがどんどん貯まる

ビュー・スイカ カード

項目 詳細
公式サイト https://www.jreast.co.jp/card/first/viewsuica.html
年会費 524円
還元率 0.5~5%
ポイントの種類 JRE POINT
乗車ポイント モバイルSuicaで乗車:50円ごとに1ポイント
ICカードのSuica:200円ごとに1ポイント
※いずれもJR東日本の区間運賃のみ、Suica入金残高で乗車の場合
オートチャージ
定期券一体型
ICカード一体型

「ビュー・スイカ」カードは、以下の方法で利用すると高還元でポイントがどんどん貯まります。

  • モバイルSuicaにチャージする
  • 定期券を紐付ける

モバイルSuicaでJR東日本の路線に乗れば、乗車ポイントは50円につき1ポイントと付与率がICカードの4倍です。

「ビュー・スイカ」カードでお得にポイントを貯める方法

利用先 利用方法 還元率または付与ポイント
モバイルSuica チャージ・オートチャージ 1.5%
定期券購入 5%
グリーン券購入
乗車ポイント 50円ごとに1ポイント
えきねっと(JR東日本の切符予約サイト) 新幹線eチケットで、チケットレス乗車 5%

「ビュー・スイカ」カードは、通常の買い物でカード決済すると還元率は0.5%にとどまります。

しかし、モバイルSuicaにチャージして決済すれば還元率は常に1.5%以上。

オートチャージにも対応しているので、面倒なチャージ手続きが不要で残高不足も心配いりません。

新幹線チケットの購入は、駅窓口では還元率0.5%ですが、えきねっとなら5%と10倍に跳ね上がります。

「ビュー・スイカ」カードをお得に使うには、ICカードや切符をデジタル利用するのがポイントです。

ポイント還元を受けるなら、必ずモバイルSuicaをJRE POINTに登録しましょう。

JRE POINTとは、JR東日本グループの共通ポイントサービスです。

JRE POINT WEBサイトにログインし、マイページの登録カード管理から「Suicaを追加する」を選択すれば登録できます。

利用金額に応じてボーナスポイントも付与される

「ビュー・スイカ」カードでは、利用金額に応じて最大で年5,000ポイント以上のポイントも獲得可能です。

ビュー・スイカ ボーナスポイント

引用:ビューサンクスボーナス:ビューカード

年間70万円以上、ひと月約6万円利用するとボーナスポイントだけで年会費524円を大きく超えられます。

毎日JR東日本の路線に乗る人は、「ビュー・スイカ」カードとモバイルSuicaの組み合わせをフル活用しましょう。

ビューゴールドプラスカードは新幹線やJR線をよく利用する人におすすめ

ビューゴールドプラスカード

項目 詳細
公式サイト https://www.jreast.co.jp/card/first/viewgoldplus/
年会費 11,000円
還元率 0.5%~10%
ポイントの種類 JRE POINT
乗車ポイント モバイルSuicaで乗車:50円ごとに1ポイント
ICカードのSuica:200円ごとに1ポイント
※いずれもJR東日本の区間運賃のみ、Suica入金残高で乗車の場合
オートチャージ
定期券一体型
ICカード一体型

ビューゴールドプラスカードは、新幹線やJR線をより多く利用する人がお得になるカードです。

「ビュー・スイカ」カードの上位版に当たり、最大10%の高還元率が魅力的。

ビューゴールドプラスカードでお得にポイントを貯める方法

利用先 利用方法 還元率または付与ポイント
モバイルSuica チャージ・オートチャージ 1.5%
定期券購入 6%
グリーン券購入 10%
乗車ポイント 50円ごとに1ポイント
えきねっと(JR東日本の切符予約サイト) 新幹線eチケットで、チケットレス乗車 10%

特に還元率が高いのは、新幹線eチケットやグリーン券の購入です。

例えば、北陸新幹線で東京と金沢を1往復するだけで約2,800円相当のポイント還元を受けられます。

出張や帰省で新幹線に乗る機会が多い人は、新幹線の乗車だけで簡単に大量のポイントを獲得可能です。

モバイルSuicaの定期券も6%と高還元のため、通勤・通学距離が長い人ほど普段の移動だけでまとまったポイントが得られます。

年会費が11,000円かかっても、東京と金沢を4往復する程度の距離新幹線に乗れば元が取れるため、年会費を回収できそうな人はゴールドカードを選びましょう。

利用金額に応じて最大12,000円相当のゴールドボーナスポイントも付与

ビューゴールドプラスカードを持っていると、「ビュー・スイカ」カードで付与されるボーナスポイントに加え、ゴールドボーナスポイントも追加で獲得できます。

ビューゴールドプラス ゴールドボーナスポイント

引用:ビューゴールドプラスカード

1ヶ月12万5,000円以上利用すると、年間150万円以上となりボーナスポイントを計8,000ポイント獲得可能です。

利用額が大きいほど、年会費をポイントで回収しやすくなります。

鉄道を利用する機会が多く、特に新幹線によく乗る人は高還元とボーナスポイント両方が狙えるため、ビューゴールドプラスカードがお得です。

ビックカメラSuicaカードは最大11.5%還元でポイント二重取りも可能

ビックカメラSuicaカード

項目 詳細
公式サイト https://www.jreast.co.jp/card/first/bic/
年会費 524円
※年1回利用で無料
還元率 1.0%~11.5%
ポイントの種類 ビックポイントJRE POINT
乗車ポイント モバイルSuicaで乗車:50円ごとに1ポイント
ICカードのSuica:200円ごとに1ポイント
※いずれもJR東日本の区間運賃のみ、Suica入金残高で乗車の場合
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型

ビックカメラSuicaカードは、SuicaのJRE POINTとビックカメラのビックポイントの二重取りができます。

モバイルSuicaへのチャージで1.5%や定期券購入で5%還元など、ビューカードの特典に加えて、ビックカメラでの買い物が常に10%還元です。

ビックカメラでの買い物にチャージしたモバイルSuicaを利用すると、最大11.5%のポイント還元も受けられます。

ビックカメラSuicaカードでお得にポイントを貯める方法

利用先 利用方法 還元率または付与ポイント
モバイルSuica チャージ・オートチャージ 1.5%
定期券購入 5%
グリーン券購入
乗車ポイント 50円ごとに1ポイント
ビックカメラ 普通の買い物 10%※ビックポイントで還元

ビックカメラSuicaカードが「ビュー・スイカ」カードと大きく異なるのは、提携先以外での買い物で還元率が1.0%となる点です。

JRE POINTで0.5%に加え、ビックポイントで0.5%ポイントが還元されます。

「ビュー・スイカ」カードは、通常の買い物での還元率が0.5%しかありません。

Suica定期券で通勤や通学する人には「ビュー・スイカ」カードが便利です。

ポイント還元率を重視するなら、ビックカメラSuicaカードを選びましょう。

年会費は年に1回利用すれば無料となる点も、ビックカメラSuicaカードならではの特徴です。

ビックカメラSuicaカードではクレジットカードを定期券一体型にはできないため、定期券利用者はポイント還元率がお得なモバイルSuicaを利用しましょう。

貯まったビックポイントはビックカメラグループで使うのがお得

ビックポイントは、1ポイント=1円で利用できるビックカメラグループを利用しましょう。

ビックカメラグループ

  • ビックカメラ
  • コジマ×ビックカメラ
  • ソフマップ

実店舗のほか、ネットショップでも貯まったビックポイントを利用できます。

家電やスマホを買い替えるときにも使用できるので、よくビックカメラを使用する人はビックカメラSuicaカードを使用しましょう。

ビックポイントからSuicaへの交換は、1,500ビックポイント=Suica1,000円相当と交換率がよくありません。

ビックカメラは家電だけでなく日用品や化粧品も売っているので、普段の買い物でどんどんポイントを消費しましょう。

JALカードSuicaはオートチャージや定期券購入で効率よくマイルを貯めたい人向け

JALカードSuica

項目 詳細
公式サイト https://www.jreast.co.jp/card/first/jalsuica/
年会費 2,200円※初年度は無料
還元率 0.5%~5.0%
ポイントの種類 JRE POINT(電車利用時)JALマイル(フライト、ショッピング利用時)
乗車ポイント 電車利用
モバイルSuicaで乗車:50円ごとに1ポイント
ICカードのSuica:200円ごとに1ポイント
※いずれもJR東日本の区間運賃のみ、Suica入金残高で乗車の場合
航空機利用
毎年初回搭乗:1,000マイル
毎回の搭乗:フライトマイルの10%プラス
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型

JALカードSuicaは、日常的にSuicaを使っていて、効率よくマイルを貯めたい人に向いているカードです。

Suicaでポイントが貯まりやすいビューカードと、搭乗でマイルが貯まるJMBカードの特典が1つになっています。

JALカードSuicaでお得にポイントを貯める方法

利用先 利用方法 還元率または付与ポイント
モバイルSuica(JRE POINT) チャージ・オートチャージ 1.5%
定期券購入 5%
グリーン券購入
乗車ポイント 50円ごとに1ポイント
JALカード特約店(JALマイル)
※イオン、ウエルシア、ファミリーマートなど
特約店で買い物 100円ごとに2マイル
日常利用 JALカードショッピングマイル・プレミアム加入 100円ごとに2マイルJALカード特約店は100円ごとに4マイル
JALグループ航空会社、JMB提携航空会社便 搭乗 毎年初回搭乗:1,000マイル毎回の搭乗:フライトマイルの10%プラス

JR東日本の利用で貯まるJRE POINTは、1,500ポイント=500マイルで交換可能です。

モバイルSuicaの定期券は大きな金額になりやすく、チャージした残高で電車に乗るときには乗車ポイントも付与されます。

通勤通学やショッピングでカードを利用すれば、搭乗機会の少ない人でも効率的にマイルを貯められるのがメリット。

日常生活の中でマイルを貯めたい人は、積極的にJRE POINTを貯めましょう。

JALカードショッピングマイル・プレミアム加入でマイルの還元率アップ

年会費4,950円のJALカードショッピングマイル・プレミアムに加入すると、主に3つのメリットがあります。

  • ショッピング利用の還元率が200円ごとに1マイルにアップ
  • ポイント交換率が1,500ポイント=1,000マイルにアップ
  • 特約店での還元が100円につき4マイル

日常の買い物で利用する機会が多い、イオンやウエルシアなどの特約店では、100円利用につき4マイルと高還元です。

JRE POINTからマイルへの交換率も2倍となるため、日常の買い物や交通費をJALカードSuicaにまとめる人はお得に利用できます。

ポイントを貯めてJALマイルに交換したい人は、JALカードSuicaを選びましょう。

To Me CARD Prime PASMOは東京メトロ乗車ポイントと年会費無料にできるのがお得

To Me CARD Prime PASMO

項目 詳細
公式サイト https://www.to-me-card.jp/admission/tome-prime/index.html
年会費 2,200円
※初年度無料
※年間50万円以上利用で翌年無料
還元率 0.5%~1.0%
ポイントの種類 メトロポイント(メトポ)
JCBを選んだ場合:OkiDokiポイント
NICOSを選んだ場合:わいわいプレゼント
乗車ポイント 1乗車につき
平日10メトポ
土休日20メトポ
会員ランクに応じて、東京メトロ利用金額の最大10%をポイント還元
オートチャージ
定期券一体型
ICカード一体型

To Me CARD Prime PASMOは、東京メトロに乗車するたびメトロポイント(メトポ)が付与されます。

2,200円の年会費は年間50万円以上の支払いで翌年無料となるため、毎月42,000円程度利用すると翌年無料になる計算です。

メトポは10ポイント=10円分のPASMOとして交換できます。

クレジットカード利用時の還元率は0.5%~1.0%と一般的なため、PASMOを使って東京メトロに毎日乗る人がお得に利用できるカードです。

To Me CARD会員限定ポイントサービス加盟店でゴールドカードを利用すると、ポイント還元率を1.0%にアップできます。

ポイントサービス加盟店は以下の通りです。

  • ローソンメトロス
  • Echika
  • Echika fit
  • Metro pia
  • Esola
  • 自動販売機
  • コインロッカー
  • その他To Me CARD会員限定ポイントサービスロゴ掲出店舗

上記店舗やサービスをよく利用する人は、ゴールドカードにしておくとポイントを貯めやすくなります。

ゴールドカードの年会費は11,000円ですが、毎月10万円ずつを目処にカードを利用していれば年会費をポイントで回収可能です。

PASMOで東京メトロに乗るとランクに応じて最大10%のポイント獲得

To Me CARD Prime PASMOでは、乗車ポイントに加えて会員ランクに応じたポイント還元制度もあります。

ランクスコアの付与条件

付与条件 付与されるランクスコア
PASMOチャージ残額で東京メトロ乗車 東京メトロ運賃1円あたり1ランクスコア
平日10:30~16:30にPASMOチャージ残額で自動改札機を出場 1日あたり50ランクスコア
土日祝日にPASMOチャージ残額で自動改札機を出場 1日あたり70ランクスコア
PASMO定期券所有 1か月3,000ランクスコア
休日メトロ放題の利用 1か月1,000ランクスコア

利用状況に応じて上記のランクスコアが付与され、決定したランクごとに還元率が決定。

東京メトロ利用金額の最大10%のメトポが還元される仕組みです。

メトポ 会員ランク設定

引用:貯める|メトポ-メトロに乗って、ポイントを貯めよう。Metro Point Club

PASMO定期券で通勤・通学している人ならシルバーランク以上は確定しており、2%以上のポイント還元があります。

定期的にPASMOチャージ残高で東京メトロに乗車すれば、比較的簡単に上位ランクを達成可能です。

毎日東京メトロに乗る人は、PASMOを使って乗車するだけでポイントが貯まる、To Me CARD Prime PASMOを選びましょう。

各私鉄発行のPASMO一体型カードはポイント還元率が高め

PASMO一体型カードは、各私鉄の交通系クレジットカードも充実しています。

首都圏私鉄発行のPASMO一体型クレジットカード

  • 東急:TOKYU CARD Club Q JMB PASMO
  • 小田急:OPカード
  • 東武:東武カード
  • 西武:SEIBU PRINCE CLUB カード セゾン

沿線に住んでいる人なら、関連施設の利用でもポイントアップや優待のメリットがありお得です。

SuicaのビューカードやTo Me CARD Prime PASMOと違うのは、クレジットカードそのものにPASMOのICカードや定期券の機能を付けられない点。

とはいえ、私鉄の系列百貨店や店舗で還元率がアップするため普段の買い物との併用がお得になります。

JR線や東京メトロと乗り継ぐ人は、私鉄沿線で買い物をする機会が多いなら私鉄発行のクレカを選びましょう。

東急で通勤・通学するならTOKYU CARD Club Q JMB PASMO

TOKYU CARD Club Q JMB PASMO

項目 詳細
公式サイト https://www.topcard.co.jp/entry/tetsudou/index.html?menu
年会費 1,100円
※初年度無料
還元率 1.0%~3.0%
ポイントの種類 TOKYU POINT
乗車ポイント 乗車金額の3%(定期券を除く)
※2024年6月2日まで6%
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型 ×

東急沿線に住んでいて、通勤や通学で毎日乗っているなら、TOKYU CARD Club Q JMB PASMOを利用しましょう。

電車やバスの乗車でお得にポイントが貯まるほか、東急グループ店舗での買い物も高還元です。

TOKYU CARD Club Q JMB PASMOでお得にポイントを貯める方法

利用方法 還元率または付与ポイント
東急線乗車 乗車金額の3%
東急線PASMO定期券購入 購入金額の3%
PASMOオートチャージ 利用額の1%
東急プラザ 還元率3%
東急ストア・プレッセ 還元率1.5%
東急百貨店で買い物 還元率1%
東急百貨店での獲得ポイントに応じて最大100%のボーナスポイントの付与

TOKYU POINTは2024年4月から付与率がリニューアルし、以前よりもポイントを貯めやすくなりました。

東急線乗車やPASMO定期券で3%のほか、東急グループの買い物でも日常的に最大3%の還元を受けられます。

東急グループの利用頻度が高い人は、TOKYU CARD Club Q JMB PASMOでお得にポイントを貯めましょう。

小田急のOPカードは普段の買い物でもポイントが貯めやすい

小田急 OPカード

項目 詳細
公式サイト https://www.odakyu-card.jp/create/line_up/op.html
年会費 550円
※初年度無料、年に1回以上利用すると翌年度無料
還元率 0.5%~12%
ポイントの種類 小田急ポイント
乗車ポイント 乗車回数に応じて運賃の0.5%~12%をポイント還元
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型 ×

小田急OPカードは、系列グループ店舗での買い物と乗車ポイントでポイントが貯めやすいです。

使えば使うほど還元率が上がり、特に乗車ポイントは最大12%まで上げられます。

小田急OPカードでお得にポイントを貯める方法

利用方法 還元率または付与ポイント
PASMOで小田急線に乗車 乗車回数に応じて0.5%~12%
※ひと月26回以上の乗車で12%
小田急百貨店で買い物 年間利用額に応じて還元率4~12%
ミロードで買い物 還元率5%
Odakyu OX ストアで買い物 還元率0.5%~2.5%
※ひと月4万円以上の利用で2.5%

小田急線の乗車で得られるポイントの還元率は、月26回以上乗車すると12%のと高還元です。

小田急OPカード乗車ポイント

引用:小田急おでかけポイント|小田急ONE(オーネ)

小田急百貨店をはじめとしたポイントサービス加盟店も豊富にあり、日常の買い物でも効率よくポイントが貯められます。

通勤や通学で利用していなくても、小田急沿線に住んでいるなら1枚持っていても損はありません。

東武カードはレジャー・宿泊施設のポイント還元率が最大5%と高い

東武カード

項目 詳細
公式サイト https://www.tobu-card.co.jp/card/lineup/
年会費 無料
還元率 0.5%~7%
ポイントの種類 TOBU POINT
乗車ポイント モバイルPASMOで東武線に乗車すると、東武線運賃の3%還元
同一月内に同一運賃区間を8回以上乗車で最大12%還元
※トブポマイルとして
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型 ×

東武カードは、東武系列の宿泊・レジャー施設で最大5%のポイント還元があり、お出かけでポイントを貯めやすいのが特徴です。

特に宿泊施設は5%還元に加えて宿泊料やレストラン利用量の割引もあり、大きなお得感があります。

東武カードでお得にポイントを貯める方法

利用方法 還元率または付与ポイント
モバイルPASMOにチャージし、東武線に乗車 東武線運賃の3%還元
同一月内に同一金額区間を8回以上乗車で運賃から以下の割合で還元
8~15回:4%
16~23回:8%
24回以上:12%
※いずれもトブポマイル
東武百貨店で買い物 還元率4~7%
東武ホテル利用 宿泊・レストラン利用で還元率5%
※正規宿泊料金10%割引、レストラン利用料金5%割引

モバイルPASMOで東武線に乗れば、乗車ポイントも獲得可能。

東武カードはモバイルPASMOへのオートチャージに対応しており、残高不足の心配はありません。

獲得できるトブポマイルは、TOBU POINTに交換すると1.1倍に増やせるのでさらに効率よくポイントを貯められます。

TOBU POINTは1ポイント=1円として加盟店で利用可能。

年会費は永年無料のため、サブ用のクレジットカードとして持つのもおすすめです。

東武線に乗るときや東武系列の店舗を利用するときなど、お得になるシーンで活用しましょう。

SEIBU PRINCE CLUB カード セゾンは西武鉄道とセゾンのポイントがダブルで貯まる

SEIBU PRINCE CLUB カード セゾン

項目 詳細
公式サイト https://www.seiburailway.jp/railways/spccp/
年会費 無料
還元率 SEIBU Smile Point:0.9%
永久不滅ポイント:0.5%
ポイントの種類 SEIBU Smile POINT
永久不滅ポイント
乗車ポイント 3回乗車で5%~10%
※モバイルPASMO利用
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型 ×

SEIBU PRINCE CLUB カード セゾンは、1枚でポイントが二重取りできるクレジットカードです。

通常の決済ではSEIBU Smile POINTと永久不滅ポイントが合計で約1.4%と、基本の還元率は高めの水準。

買い物での利用に加え、電車に乗ったときもSEIBU Smile POINTが付与されます。

利用方法 還元率または付与ポイント
モバイルPASMOで西武線に乗車+月内に西武線アプリにログイン 同一区間を3回以上利用で5%、16回以上は10%のポイント還元
PASMO定期券で各駅のピーク時間からずらして乗車 PASMOカード:1日5ポイント
モバイルPASMO:1日15ポイント

モバイルPASMOへのチャージでSEIBU Smile POINTは貯まらないものの、永久不滅ポイントは貯まります。

西武沿線に住んでいて、日常の電車利用や買い物でどんどんポイントを貯めたい人は、SEIBU PRINCE CLUB カード セゾンを選びましょう。

関西でおすすめの交通系クレジットカードは?

関西地方の交通系クレジットカードは、JR西日本のICOCAや後払い式のPitapaと紐付いたカードが代表的です。

  • JR西日本:J-WESTカード
  • 大阪の地下鉄・バス:OSAKA PiTaPa
  • 阪急・阪神:STACIA PiTaPaカード

通勤や通学でよく乗る路線の交通系クレジットカードを作ると、還元率アップや乗車ポイント特典があります。

関西でSuicaのビューカードやPASMOを使うのはアリ?

SuicaやPASMOは、関西でも電子マネーや運賃の支払いは問題なく利用できます。

関西での利用は、以下の3点がデメリットです。

  • 乗車ポイントは付与されない
  • 定期券一体型は作れない
  • JR東日本の「えきねっと」を使っても西日本では切符が受け取れない

SuicaやPASMOを関西で利用しても乗車ポイントが付与されず、首都圏在住の人よりポイントが貯まりにくいです。

管轄エリア外のため、定期券一体型のクレジットカードも作れません。

JRは東日本と西日本で営業エリアが異なり、切符の受け取りや新幹線のチケットレス乗車ができないケースもあります。

一方で首都圏の人と変わらずお得に使えるのはチャージ機能です。

ビックカメラSuicaカードは、西日本にもビックカメラの店舗は多数あるためチャージと組みあわせて最大11.5%還元が実現できます。

ICOCAはオートチャージ不可で、Pitapaも関西エリア外では事前チャージしておかなければ改札を出られない点が不便。

関東によく行く人やオートチャージを重視したい人は、首都圏の交通系クレジットカードとの2枚持ちもおすすめ。

主に関西でしか利用しないなら、関西の交通機関が発行するクレジットカードを選びましょう。

JR西日本のJ-WESTカードはモバイルICOCAチャージで還元率3倍

J-WESTカード

項目 詳細
公式サイト https://wester.jr-odekake.net/j-west/card/express_basic/
年会費 1,100円
※ベーシックは初年度無料、1回でも使えば翌年度無料
還元率 0.5%~5%
ポイントの種類 WESTERポイント
乗車ポイント 運賃の10%
※平日の10時~17時、土休日の終日の入出場4回目以降、京阪神地区の一部が対象
オートチャージ ×
定期券一体型 ×
ICカード一体型 ×

JR西日本のJ-WESTカードは、モバイルICOCAチャージと定期券購入で還元率3倍(1.5%)とポイントが貯めやすいです。

駅チカの商業施設やショップを中心にWESTERポイント優待店が豊富にあり、還元率4%も珍しくありません。

還元率最大4%の施設の例

  • Lucua
  • エスト
  • 天王寺ミオ
  • ピオレ
  • プリコ

新幹線や特急電車によく乗る人は、e5489で予約すると最大4%のポイント還元も受けられます。

西日本エリアに住んでいて、通勤や出張でJR線に乗る機会が多い人はJ-WESTカードを検討しましょう。

OSAKA PiTaPaはICカード一体型で大阪の地下鉄やバスの割引もある

OSAKA PiTaPa

項目 詳細
公式サイト https://www.osaka-pitapa.com/card/index.html
年会費 1,375円
※初年度無料
※JCB:1回でも利用すれば翌年度無料
※VISA・MasterCard:10万円以上利用すると翌年度無料
還元率 0.5%
ポイントの種類 OSAKA PiTaPa ポイント
乗車ポイント 地下鉄・バスの乗車料金1%分
※e METROに登録が必要
※Osaka Pointとして。500ポイント=500円分からPiTaPa交通利用代金に還元可能
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型

OSAKA PiTaPaは、地下鉄やバスの乗車料金の割引が嬉しいクレジットカードです。

割引サービスは3プランあり、自分の生活スタイルに合わせてお得な方法を選べます。

プラン名 詳細
PiTaPaマイスタイル 定期券と同様に使える。乗る頻度が少なかった月は、乗った分の運賃から10%オフ
PiTaPaプレミアム 登録駅を中心に設定したエリア内すべての乗車が上限価格で乗り放題
PiTaPaフリースタイル 乗車頻度が少ない人向け。1回目の乗車から運賃10%オフ

還元率は高くないものの、地下鉄やバスの利用頻度が高い人は割引のメリットが大きいです。

ポイントよりも直接割引でお得を実感したい人向けのカードのため、大阪の地下鉄やバスの利用頻度が高いときにOSAKA PiTaPaを選びましょう。

阪急や阪神電車によく乗る人はSTACIA PiTaPaカードから選ぶ

STACIA PiTaPaカード

項目 詳細
公式サイト https://stacia.jp/beginner/lineup/
年会費 初年度無料次年度以降はカードによる
還元率 0.5%~
※カードによる
ポイントの種類 Sポイント
乗車ポイント PiTaPa乗車利用金額の0.5%
PiTaPa定期券購入金額の1%相当
オートチャージ
定期券一体型 ×
ICカード一体型

阪急や阪神電車によく乗る人は、ラインナップが豊富なSTACIA PiTaPaカードから選びましょう。

よく利用する施設と提携したカードを選ぶと、ポイントが高還元でお得になります。

ラインナップ例

カード名 おすすめの人 特徴
ペルソナ STACIA PiTaPaカード 阪急・阪神百貨店でよく買い物をする人 阪急・阪神百貨店でポイント還元率最大10%
エメラルド STACIA PiTaPa ベーシックなSTACIA PiTaPaカードがいい人 優待施設数が多く、4つのクレジットブランドから選べる
阪神タイガースSTACIA PiTaPa JCBカード 阪神タイガースファンの人 阪神甲子園球場内施設の買い物でポイント還元率最大5%

STACIA PiTaPaカードの基本還元率は0.5%のため、提携先や優待施設をよく利用する人ほどポイントが貯まりやすいです。

優待施設を利用すれば、基本還元率のよりも高いポイント還元を受けられます。

PiTaPaで乗車したときにもポイントが貯まるため、通勤・通学や遊びに行くときにはどんどん利用しましょう。

自分に合った交通系クレジットカードの選び方

自分に合った交通系クレジットカードを選ぶには、5つのポイントやコツを押さえる必要があります。

  • ポイントが無駄なく使える
  • ICカードが一体化できれば慣れないエリアもスマートに移動できる
  • オートチャージ機能付き
  • 高還元となるサービスの利用頻度が高い
  • 年会費が安いかどうか

高還元でポイントをたくさん受け取れても、貯めたポイントを有効活用できなければ意味がありません。

クレジットカードにICカードを一体化できると、普段行かないエリアでもスムーズに乗車できます。

残高不足が心配な人は、交通系電子マネーへのオートチャージ機能があるクレジットカードを選びましょう。

還元率は提携先や優待店舗によって異なるため、自分にとって高還元となるかもポイントです。

年会費は、一定の条件をクリアすると無料となるクレジットカードもあります。

中でも特に重視したい条件を決め、自分にとって便利なカードを発行しましょう。

無駄なく使えるポイントが発行されるクレジットカードを選ぶ

お得さを重視するなら、還元率に加えて貯めたポイントを無駄なく使えるかも重要です。

交通系クレジットカードで付与されるポイントは、大きく分けて2つあります。

  • 発行元独自のポイント
  • クレジットカードブランドのポイント

発行元独自のポイントは、紐付いている交通系電子マネーに交換しやすいです。

1ポイント=1円で、1円単位の交換もできると電車代や普段の買い物に無駄なく使えます。

発行元独自ポイントの例

クレジットカード 独自ポイント 使いやすい交換先・利用先
「ビュー・スイカ」カード JREポイント ・1ポイント=1円でSuicaにチャージ
・えきねっとで新幹線や特急のチケット購入に1ポイント=1円で利用
ビューゴールドプラスカード

発行元独自ポイントはSuicaならJREポイント、PASMOなら発行元の交通機関によって以下のポイントが付与されます。

  • 東京メトロ:メトポ
  • 東急電鉄:TOKYU POINT
  • 小田急電鉄:小田急ポイント

交通機関によって付与されるポイントの種類が決まっているため、交通系電子マネーへの交換に強いです。

提携カードを選ぶと、貯められる独自ポイントが異なるケースもあります。

2つの独自ポイントが貯まる例

クレジットカード 独自ポイント ポイントの貯まり方
ビックカメラSuicaカード ビックポイント
JRE POINT
・普段の買い物ではそれぞれ0.5%還元
・ビックカメラでの買い物は、ビックポイント10%+SuicaチャージのJRE POINT1.5%が最高還元率
JALカードSuica JALマイル
JRE POINT
普段の買い物ではJALマイル、Suicaチャージなど鉄道利用ではJRE POINTが付与される

ビックカメラSuicaカードなら、JRE POINTと合わせて、提携先のビックカメラ独自のビックポイントも付与。

上記の例では、2つのポイントをそれぞれのサービスで使い切れる人が得をします。

独自ポイントを他社ポイントに交換すると、1ポイント=1円とはならないケースがあるためです。

例えばビックカメラSuicaカードは、ビックポイントをSuicaチャージに利用すると、1ポイント0.7円程度にしかなりません。

交換元 交換先
JRE POINT1,000ポイント ビックポイント1,000ポイント
ビックポイント1,500ポイント Suicaチャージ1,000円分
JRE POINT1,000ポイント Suicaチャージ1,000円分

ビックポイントはJRE POINTに交換できないので、ビックポイントとJRE POINTをそれぞれの利用先で使い切れるとお得です。

クレジットカードブランドのポイントは発行元のカード会社によって決まる

クレジットカードブランドのポイントとは、JCBのOkiDokiポイントやセゾンの永久不滅ポイントです。

To Me CARD Prime PASMOやSEIBU PRINCE CLUB カード セゾンは、カードブランドのポイントが付与されます。

他にメインカードがあるなら、カードブランドを統一させてポイントを合算すると少しだけ獲得したポイントが無駄になりません。

例えば、To Me CARD Prime PASMOはJCBブランドかNICOSブランドから選べます。

OkiDokiポイントが貯まるJCBカードを所有しているなら、To Me CARD Prime PASMOもJCBを選べばポイントの合算も可能です。

定期券やICカードが一体化できると普段乗らない路線の利用もスムーズ

定期券やICカードが一体化できると、複数のカードを持つ必要がなく普段乗らない路線もスムーズに移動できます。

休日の外出で定期券を家に忘れてきたり、別に用意したICカードで財布がかさばったりしません。

定期券、ICカードとも一体化できるのは以下のクレジットカードです。

  • 「ビュー・スイカ」カード
  • ビューゴールドプラスカード
  • To Me CARD Prime PASMO

ICカードが一体化しているため、電車で首都圏以外に旅行に行ってもいつもと同じ使い方で改札を出入りできます。

財布をすっきりさせたい人や、出先で焦りたくない人は定期券やICカード機能のあるクレジットカードを選びましょう。

オートチャージ機能付きなら残高不足で改札が通れない心配なし

オートチャージ機能は、改札を出るときにICカード残高が不足していても自動的にチャージする機能です。

自動的にチャージする機能があれば、残高不足で改札が通れない心配はありません。

交通系クレジットカードなら、オートチャージでポイントが獲得できるため一石二鳥。

電子マネーへのオートチャージ機能が付いているクレジットカードは以下の通りです。

  • 「ビュー・スイカ」カード
  • ビューゴールドプラスカード
  • ビックカメラSuicaカード
  • JALカードSuica
  • To Me CARD Prime PASMO
  • TOKYU CARD Club Q JMB PASMO
  • OPカード
  • 東武カード
  • SEIBU PRINCE CLUB カード セゾン

改札で止まって後ろを詰まらせる心配がなく、ストレスフリーで交通機関を利用できるのは大きなメリットです。

一方で、オートチャージはお金を使っている意識が薄れやすく使い過ぎにつながりがちです。

買い物利用時はつい無駄遣いしやすいため、定期的に利用履歴を確認して予算管理しましょう。

高還元となる切符購入や対象店舗を利用する頻度が高い

クレジットカードの発行元によって、高還元となるサービスは大きく異なります。

「ビュー・スイカ」カードなら、定期券やチケットレスの新幹線予約で還元率5%が実現可能です。

高額の定期券を利用する人や新幹線に乗る頻度が高い人は、ビューゴールドプラスへのランクアップも検討しましょう。

定期券の還元率は6%、新幹線eチケットは10%と還元率が大きく、年会費分もすぐにカバーできます。

提携先関連や私鉄系列の商業施設も、ポイント還元率が高めに設定されているケースが多いです。

よく買い物をする商業施設で還元率が高いと、無理に使わなくても普段の生活を送るだけでどんどんポイントが貯まります。

自分が普段利用する鉄道や店舗に合わせて、クレジットカードを選びましょう。

年会費が無料にできるクレジットカードはコスパ重視派向け

交通系クレジットカードは、年会費無料にできるコスパのいい券種もあります。

クレジットカード名 年会費
東武カード 無料
SEIBU PRINCE CLUB カード セゾン 無料
ビックカメラSuicaカード 524円
※年1回利用で無料
OPカード 550円
※初年度無料、年に1回以上利用すると翌年度無料
J-WESTカード 1,100円
※ベーシックは初年度無料、1回でも使えば翌年度無料
To Me CARD Prime PASMO 2,200円
※初年度無料
※年間50万円以上利用で翌年無料
OSAKA PiTaPa 1,375円
※初年度無料
※JCB:1回でも利用すれば翌年度無料
※VISA・MasterCard:10万円以上利用すると翌年度無料
STACIA PiTaPaカード カードによる
※年に1回利用すれば無料になる券種が多い

Suicaチャージがお得なビューカードは、ビックカメラSuicaカードを選べば年に1回利用するだけで年会費が無料にできます。

PASMOのクレジットカードでは、To Me CARD Prime PASMOが年間50万円以上(ひと月42,000円ほど)利用すると年会費無料です。

関西では、JRのJ-WESTカードやPiTaPaのカードなら、どちらも年1回の利用で無料にできます。

年会費永年無料なのは、東武カードと西武のSEIBU PRINCE CLUB カード セゾンです。

年会費無料に条件があるクレジットカードは、定期的な利用を前提に申し込みましょう。

交通系クレジットカードを持つメリットと注意点

交通系クレジットカードには、メリットだけでなく注意点もあります。

メリット

  • 通勤・通学が高還元率でポイントが貯まる
  • ポイントが無駄なく消費しやすい

注意点

  • 一部審査が厳しくカードを作れない人もいる
  • カードが紛失しないよう管理の徹底が必要

交通機関を利用するだけでポイントがどんどん貯まるのは、交通系クレジットカードならではのメリットです。

普段はポイント消費が苦手な人も、交通費としてICカードにチャージすれば無駄はありません。

注意点は、申し込めば誰でもカードが作れるわけではない点です。

改札を通るたびに取り出す必要があるため、ICカードなしのクレジットカードよりも紛失リスクは高まります。

注意点をふまえて、「他のクレジットカードでチャージしてもいいのでは?」と考える人もいるので、他のクレジットカードでチャージしたケースとも比較しました。

メリットと注意点を両方確認してから交通系クレジットカードを発行しましょう。

通勤や通学で電車に乗るだけでポイントが貯まる

交通系クレジットカードを利用すると、通勤・通学のときに電車に乗るだけでポイントが貯まります。

ポイントを貯めるための買い物や、ポイントアップのための買い回りをしなくても高還元率で利用可能です。

通勤・通学で高還元が期待できる交通系クレジットカード

クレジットカード名 詳細
「ビュー・スイカ」カード
ビックカメラSuicaカード
JALカードSuica
モバイルSuicaで定期券を購入すると5%オフ
ビューゴールドプラスカード モバイルSuicaで定期券を購入すると6%オフ

定期券はまとまった金額を支払うだけでなく、通勤や通学を続ける間継続して費用がかかり続けます。

例えば1ヶ月1万円の定期券を還元率5%で購入すると、それだけで年間6,000ポイントも獲得可能です。

一般的なクレジットカードの還元率は0.5%~1.0%程度で、他のカードで購入するとポイントは年間600ポイントしか獲得できない可能性もあります。

クレジットカードを交通系に変えて、通勤・通学で獲得できるポイントは大きく増やしましょう。

貯めたポイントをICカードにチャージすれば無駄なく消費できる

高還元率で貯めたポイントは、各提携先のICカードにチャージすればすぐに消費できます。

1ポイントや10ポイント単位で交換できるケースが多いので、ポイントに利用期限がきて失効するリスクは少ないです。

ICカードにチャージして電車利用時や普段の買い物に利用でき、幅広い使い道が用意されています。

電車運賃への充当や生活必需品の購入に使えば、不要なものの購入や失効でポイントを消費せずに済み、節約につながります。

今までに支払いが遅れた経験がある人は審査が厳しくなる

交通系クレジットカードの審査は、過去に各種支払いが期日から遅れた経験があると厳しくなります。

過去2年から5年以内に以下のトラブルを起こした人は、入会審査に落ちてカードが作れない可能性も。

  • 過去5年以内に、61日または3か月以上も支払いが遅れた
  • 過去2年以内のクレジットカード利用で、頻繁に期日を過ぎて入金した
  • スマートフォンの分割払いを含む携帯電話料金の支払いが遅れがち

上記3つに共通するのは、「クレジットカードで使ったお金を支払う能力がない」と思われる点です。

クレジットカードの審査基準は、支払い能力があるかどうかで判断されます。

電車に毎日長時間乗っている人でも、審査優遇は受けられません。

過去他のクレジットカードやローンで支払い遅れの経験があるなら、少なくともゴールドカードの審査通過は難しいです。

年会費を無料にできるカードや、量販店と提携している券種の一般カードから申し込みましょう。

年会費無料、または無料にしやすいカード

  • 東武カード
  • SEIBU PRINCE CLUB カード セゾン
  • ビックカメラSuicaカード

年会費無料のカードは、ゴールドカードよりも幅広い利用者を獲得したいカードのため審査に通る人数が多い傾向。

年会費無料のカードを発行できたら期日までに支払って利用実績を積み、さらに高還元やステータス性を求めたくなってからゴールドカードに申し込みましょう。

カードを取り出す機会が多いため紛失リスクもある

ICカードや定期券を一体型にしたクレジットカードは、カバンから取り出す機会も多く紛失リスクがあります。

気付かない間にカードを落としてしまうと、クレジットカードの停止手続きとICカードの再発行手続きの両方が必要です。

Suicaカードを紛失して再発行する手続きは、JR東日本のみどりの窓口でしかできません。

再発行手数料として1,020円かかるため、紛失すると手間も費用もかかります。

カードではなくモバイルSuicaやモバイルPASMOで定期券を発行すると、ICカードの紛失リスクを下げられます。

これまでにICカードを落とした経験があるなら、モバイルと連携してから利用しましょう。

交通系以外のカードでチャージしてもポイントが貯まらないケースも

いつも使っているクレジットカードでSuicaやPASMOにチャージしても、ポイントが貯まらない可能性もあります。

他社電子マネーへのチャージは、ポイント還元の対象外としているケースがあるためです。

例えば以下のクレジットカードは、交通系電子マネーへのチャージがポイント対象外です。

  • 三井住友カード
  • JCBカード
  • 三菱UFJカード

交通系電子マネーへのチャージがポイント付与の対象でも、通常より還元率が下がるケースも。

通常のポイント還元率が1.0%の楽天カードでのSuicaチャージは、還元率が0.5%にとどまります。

一般的には高還元率カードと言われていても、交通系電子マネーは例外です。

交通費でポイントを獲得するなら、よく利用する路線の交通系クレジットカードを作って高還元率を狙いましょう。

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